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朝ドラ『べっぴんさん』を振り返る|「なんかなー」が心に残る、優しい世界の物語

朝ドラは毎回いろんな色がありますが、『べっぴんさん』はその中でも“優しさ”がゆっくり積み重なっていく作品だったなと思います。

2016年度後期のNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』。

ヒロイン・坂東すみれを演じたのは芳根京子さん。

子供服ブランド「ファミリア」の創業者たちをモデルにした物語で、戦後の混乱期から始まり、仲間たちと子供服ブランド「キアリス」を立ち上げ、大きく育てていくまでが描かれました。

私は見終わったあと、「大事件が次々起こる作品」というより、人と人との関係や、ものづくりへの想いをじんわり味わう朝ドラだったなという印象でした。

今日は、私が特に印象に残ったポイントも交えながら振り返ってみます。


子供服ブランド「キアリス」のチームワークが最高だった

『べっぴんさん』で一番好きだったところ。

それは、友人同士だった女性たちが集まり、それぞれの得意分野を生かして子供服ブランドを立ち上げていくところです。

すみれは刺繍や手仕事。

明美は接客や行動力。

君枝はデザインやセンス。

良子は家庭感覚や現実的な視点。

誰かひとりが天才で全部引っ張るというより、「あなたはこれ得意」「私はこれやる」という役割分担がすごく自然でした。

しかも女性同士のドラマって、ときどき嫉妬や対立がメインになりがちですが、『べっぴんさん』は違う。

もちろん衝突もあるんだけど、基本は「どうしたらみんなで前に進めるか」。

そこがすごく好きでした。

現実の仕事でもそうだけど、自分にできないことを補ってくれる人って本当に大切なんですよね。

見ながら「こういう仲間、いいなぁ」と何度も思いました。


「なんかなー」…すみれの口ぐせが妙にリアル

『べっぴんさん』を語るなら絶対外せないのが、ヒロインすみれの口ぐせ。

なんかなー

最初はちょっと不思議でした。

え、それで終わり?って。

でも途中から分かってくるんです。

これ、「言葉にできない違和感」なんですよね。

なんか違う。

なんか引っかかる。

でも何が違うか説明できない。

そんな気持ち。

大人になるとこういうこと、意外と多いです。

理由は分からないけど、このままじゃ嫌。

なんとなくモヤモヤする。

私はこれを見てから、自分でも気づくと「なんかなー」って言ってます(笑)

うまく言語化できない時の便利ワードになってる。

でも実際、この「なんかなー」って感覚って結構大事なんじゃないかなと思います。

理屈じゃなく、自分の本音が出てる瞬間だから。


栄輔派だったので、紀夫の帰還は正直かなり複雑でした

これは完全に個人的な好みです(笑)

私は完全に栄輔推しでした。

松下優也さん演じる栄輔。

自由で、少し危なっかしくて、でもすみれの才能を認めてくれて。

あの距離感が好きだったんですよ。

そして戦後。

紀夫が行方不明の中で、少しずつ距離が近くなる空気。

「え、もしかして…?」

って期待していた人、多かったんじゃないでしょうか。

でも紀夫、帰ってきます。

もちろん夫だから帰ってくるのは当たり前なんです。

分かってます。

分かってるんですけど…。

ぶっちゃけ残念だった(笑)

栄輔の切なさも含めて、かなり印象に残っています。

朝ドラって「この人応援してたのに!」っていう現象、ありますよね。


百田夏菜子さんの“15歳上の夫”設定、その後の現実がすごかった

ドラマ内で百田夏菜子さん演じる良子には結婚エピソードがあります。

そこで印象的だったのが「15歳年上の夫」という設定。

当時は普通に見ていたんですが…。

後年びっくり。

なんと百田夏菜子さん本人が、15歳年上の堂本剛さんと結婚。

え、ドラマの伏線回収!?

いや偶然なんですけど(笑)

こういう現実のミラクルってありますよね。

後から作品を見返すと「えええ!?」ってなるやつ。

朝ドラファンとしては、こういう発見も楽しいです。


老年期は…ちょっと頑張ってた(笑)

『べっぴんさん』終盤。

時代はどんどん進み、登場人物たちも老年期へ。

…なんですが。

みんな若い(笑)

いや、実際キャストの皆さん20代だったので仕方ないんですけど。

特殊メイクも頑張っていたし演技も頑張っていた。

でも「昨日まで30代だった人が急に75歳になった感」は、ちょっとあった気がします。

朝ドラあるあるですよね。

半年作品だから、人生を全部描こうとするとこうなる。

でも逆にそこも含めて朝ドラらしさかもしれません。


劇的展開好きには物足りないかも。でも私は嫌いじゃない

正直に言うと、『べっぴんさん』って比較的順調なんです。

もちろん戦争や苦労はある。

でも会社もかなりトントン拍子。

問題が起きても比較的穏やかに解決していく。

だから、毎週「うわーー!!」ってなる激しい展開が好きな人には、少し物足りないかもしれません。

でもモデルがいる朝ドラって、案外こんなものなんですよね。

史実ベースだから、突然の愛憎劇や超展開は入れにくい。

その代わり、人の優しさや仕事への想いを丁寧に描く。

『べっぴんさん』はまさにそんな作品だったと思います。


最後に|「なんかなー」を大事にしたくなる朝ドラ

『べっぴんさん』を思い出すと、私はストーリー以上に空気感を思い出します。

優しい人たち。

仲間との関係。

ものづくりの喜び。

そして、すみれの「なんかなー」。

言葉にできない違和感って、案外人生の分かれ道だったりします。

私も最近、「なんかなー」と思った時は無視しないようにしています。

『べっぴんさん』は派手な作品ではないかもしれない。

でも、じんわり後から効いてくる。

そんな優しい朝ドラでした。

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